ようこそ!まんのうがん体験

 山梨県南巨摩郡早川町。「早川入り」と呼ばれる高く険しい南アルプスの峰々の懐で、たった1,400人が暮らす「日本で一番人口の少ない町」です。

 早川町には、「まんのうがん」という言葉があります。衣食住をはじめ、生活に関わるあらゆる事を自分でこなす知恵や技術を持った人という意味で、山では「まんのうがん」でなければ暮らしていけないと古くから言われてきました。今でも、大勢の町民が、「まんのうがん」である事に誇りを持ち、その知恵や技術を駆使し山の恵みを享受しながら、「ゆうげぇし」という相互扶助に支えられた地域社会の中で心豊かに暮らしています。

 そんなありのままの山の暮らしを体感すると、身近な自然の営み、自然と人との関わり、土地に刻まれた記憶や町民の想いなど、見えなかったものが見えるようになってきます。そして、生活の隅々まで丁寧に関わる事の大切さ、楽しさ、豊かさを感じるとともに、山の暮らしの価値に気づかされます。
 ぜひ一度、早川町を訪れて下さい。この旅を通して、みなさんの中で何かが変わるはず。そのとき、あなたはもう早川町の大切な仲間です。
「まんのうがん」にならざあ! 

※ならざあ…「なろう」という意味の早川町の方言です。