これまでのツアーイベントの様子

昭枝ばあちゃんに教わる昔ながらの味噌仕込み

江戸時代の情緒残る宿場町【赤沢宿散策】

昔は、集落ごとに大きな釜があり、冬には味噌用の大豆を共同で煮ていました。今でも、早川町の多くの家庭では、寒い時期になると自家用の味噌を仕込みます。家ごとに違う自慢の味があり、今は家を離れてしまった息子や娘も、自家製味噌を送ってと頼むお袋の味です。味噌仕込みは、早川ばあちゃんの冬に欠かせない食仕事の一つ。昔ながらの臼と杵を使う方法で、その辺では味わえない、ひと手間かけたおいしい手作り味噌を仕込みました!

まずは、一晩水に浸けておいた大豆を煮ます。20kgの大豆なので大きな釜を使います。大体3時間煮て、指でつぶれるくらいの柔らかさになればOK。

まずは大豆を煮ます


大豆が煮えるまで待ってる間に、集落をお散歩。この集落には、以前使われていた大きな味噌釜が残されています(使われてはいませんが)。その味噌釜まで、地元ガイドさんに案内していただきました。
↓後ろに見える小屋の中に、味噌釜がしまわれています。

地元ガイドさんに古い味噌釜見学ツアーに連れて行ってもらいました


散歩の後は、当然お腹が空きます。というわけで、みんなで昼食の準備です。今日の昼食は、味噌を使った郷土料理「つみいれ」です。早川町では「ほうとう」のことを、伸して入れるから「のしいれ」、「すいとん」のことを、つまんでいれるから「つみいれ」と呼びます。

昼食は、みんなでつみいれを作りました


つみいれの他に、味噌おでん(こんにゃく)、昭枝ばあちゃん手製のきんぴらなど、おいしくいただきました!

つみいれ、みそおでん(こんにゃく)、きんぴらの昼食です


散歩して、お昼ごはん食べて、としている内に、大豆が煮えました。柔らかくなった大豆を臼と杵でつぶし(ここが昔ながら)、塩・麹と混ぜます。臼と杵でつぶすことで、粘り気が出ておいしくなるのです。

臼と杵で大豆をつぶし、塩・麹と混ぜます

できあがりは、半年後。お盆過ぎくらいになります。それまで、冷暗所で寝かせて、麹の活躍を待ちます。半年後をお楽しみに~。