これまでのツアーイベントの様子

身延往還の道から身延山へ

紅葉まっさかりの中、11/13に赤沢から身延山まで身延往還を歩くツアーを実施しました。
白根三山や富士山もくっきり見え、道中の眺めもよかったです。

まずは、歴史的な町並みが残る「赤沢宿」を散策しました。

地元のガイドさんから見所の説明を受けながら集落を歩いて巡ります。

これは大黒屋さんの中を見せていただいている様子です。講中札の前にある白とコバルトブルーのランプなど、細かなところにも代々受け継がれてきた物が丁寧に飾られています。



案内を受けながら、集落の中を800mほど続く石畳をてっぺんまで登っていきました。赤沢宿ガイドはここまでで、いよいよ身延往還を歩いて身延山を目指します。ここからはプロのネイチャーガイドさんから、自然や歴史などの説明を受けながら歩いていきます。



身延往還は予てより日蓮宗の総本山・久遠寺とその修行の山七面山をつなぐ巡礼の道としてたくさんの人が往来していた道です。急なアップダウンが少なく、登山になれていない人でも歩きやすいです。今回のお客さんは登山になれた方も多く、服装や持ち物の準備はばっちり、そして坂道をあるくのにも慣れていたので足取りも軽やか。

美しい紅葉も楽しみながら歩いていきます。赤沢からスタートし、特に十萬部寺を少し過ぎたまでがモミジの回廊や、向かいの山がきれいに色づいている景色がみられました。



濃いオレンジ色のモミジに太陽の光があたってとっても美しい!





来週11/20,21頃には真っ赤に染まったモミジの回廊が見られるのでしょうね。


空は少し曇っていたのですが、白根三山がくっきり見られました。





ちょっと見づらいですが、白根三山です。手前の山並みも迫力がありますね。


紅葉の写真スポットもたくさん。ここは赤い紅葉が鮮やかです。



途中休憩した感井坊。この祠、屋根のつくりが重厚です。手前にトタンでふたをされているところは、感井坊の起縁にもなった井戸の跡です。




いよいよ身延山の頂上に到着。富士山がくっきり見られました。少し曇っていたのですが、富士山がはっきり見られてラッキーでした。そして、思親閣を参拝し、ロープウェイで久遠寺へ下りていきました。




ここからは、みのぶ観光センターのガイドさんの案内で、久遠寺をめぐりました。本堂周辺と、足をのばして御廟所、御草庵にも行きました。



久遠寺を参詣するのに欠かせないのが、そう菩提梯。昨年完成したエレベーターで下の駐車場から境内まで上り下りできるのですが、添乗員さんのはからいもあり、急遽ルートを変更。菩提梯を降ることにしました!山歩きで足腰がつよい人が多く、みなさん無事にくだりきりました。それにしても、急な階段です!一歩ずつしっかりおりていくお客さんを横目に、身延山大学の学生さんは駆け足で降っていったのには驚きました。




夕方、三門がライトアップされていつも以上に貫禄がありました。さすが日本三大門!




この後、御廟所と御草庵も見てツアー終了。

赤沢から始まり身延山まで、たくさん歩いて、きれいな風景をたくさん見て、秋を大満喫したツアーでした。

参加してくださったみなさま、ありがとうございました!